52年ぶりの東京開催、各国2名までのエントリー、日本のメダルラッシュ、と期待以上に盛り上がっている世界選手権も本日で最終日となります。
筑波勢の大活躍で、OBとしても感動の日々を送っております。
男子は過去の長い歴史の中でも、3名(猪熊、佐藤、岡田)の世界チャンピオンしかいませんでしたが、今大会で新たに2名の新チャンピオンが誕生しました。
秋本選手は苦労して勝ち取った栄冠ですので感動一入です。
森下選手はこれから色々大変だと思いますが、取ったもん勝ちですので、余裕を持って柔道人生を歩んでもらいたいです。
さて、我らがシャーフセイン・シャー。
本日、無差別級に出場いたしました。
1回戦は、ニュージーランドのコスター選手。
なんとか世界選手権初勝利をあげたいところです。
試合の動画です。
見事に三角絞が決まって一本勝ちです。
パキスタン柔道の歴史に世界選手権1勝が刻まれた瞬間です。
シャーのお父さん、フセイン・シャー氏(ソウルオリンピック、ボクシングヘビー級銅メダリスト)のハイタッチがめちゃくちゃ痛くて手が折れそうになりました。
続く2回戦は、モンゴルの選手に一本背負いで一本負けしました。
世界選手権出場が決まってから、シャーの熱い夏が始まりました。
とくにラマダン(イスラム教の日中絶食する修行)の最中は稽古中に水を飲むことも出来ません。
今年の猛暑が追い討ちをかけます。
川合先生の「お前、出るだけか!勝ちに行くんじゃないのか!」という檄が、毎日のように道場に響きます。
周りの生徒達もシャーの世界挑戦を盛り上げてきました。
今日の一勝が、安田学園をまた一つ強くさせたのではないでしょうか。
これで安田学園の世界選手権は終わりました。
次は高校選手権だ!